岐阜大学における学生主体の
自然再生・生物多様性保全プロジェクト
Banga-ike Pond Nature Restoration Project
周辺の自然環境や
土地利用(人獣共通感染症)も考慮して
新たな湖沼・湿地生態系を創出する
あらゆる分野における
学内外の専門家の協力のもと
科学的知見に基づいた保全方策を実施する
生物多様性保全の地域拠点として
調査研究や自然観察、人材育成、
環境教育の場を目指す
「鷭ヶ池自然再生プロジェクト」は、鷭ヶ池(岐阜大学自然保存地)に水鳥「バン」が戻ってくるような環境づくりを目的に、その自然環境の劣化と生物多様性の低下の仕組みを複合的な調査研究から分析し、効果的な再生方策を順応的管理(仮説・実験・検証)の科学的プロセスを通して検討するというプロジェクトです。
人間活動の影響によって劣化した鷭ヶ池の自然環境を私たちの手でコントロールし、復元(再生)することも人間の責任であると私たちは考えています。
鷭ヶ池
岐阜大学自然保存地
キャンパス移転時の自然保護運動が契機となって1975年に「自然保存地」に指定されましたが、半世紀近く放置され、自然環境の劣化と生物多様性の低下が進んでいます。
しかし、現在でもトウカイヨシノボリをはじめとする貴重な動植物が生息し、冬季には1日300羽の水鳥を観察することができます。