水質・水文調査

キャンパスとその周辺における水環境の現状や繋がり、保全方策の影響を明らかにするために実施しています。

2019年5月から2020年3月までは、キャンパスとその周辺の13地点において、月1回、最大10項目について調査・分析を行いました。現地での測定のほか、実験室をお借りしてより専門的な測定を行いました。コロナ禍によるキャンパスへの立入制限や活動制限により中断することとなりました。調査の結果、鷭ヶ池については顕著に富栄養化が進行していることが明らかになりました。


2019年末の大規模渇水の原因究明と併せて、鷭ヶ池と隣接河川の水位変動の相関関係を明らかにするため、両地点への水位計設置と測量、雨量計の設置を行いました。これにより、隣接河川の観測史上最大規模の水位低下が原因であることや構内河川からの逆流による水量維持の可能性が示唆されました。


2023年からは新たに村山川や伊自良川を含む14地点について、調査を再開する予定です。


※調査機材や実験室、専門的な知見の提供など、応用生物科学部(生産環境科学課程)と工学部(社会基盤工学科、化学・生命工学科)の学生や教員のご協力をいただいています。心より感謝申し上げます。

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